あやめさんの備忘ログ

交通系に関するアレコレとblenderの勉強記です

ライドシェアとか言うの本当にやめて欲しい。

あやめさんです。

 

今回の記事では昨今で話題になっている「ライドシェア」について、反対の意を語る記事です。

 

初めに言っておきますが、ライドシェアに反対する理由については自分がタクシードライバーになる立場だから客を奪われるから、ではありません。

そんなしょうもない競合意識で反対したいわけではないので悪しからず。

 

さて、このライドシェアについて。

 

現状、コロナ禍が原因でかなりのタクシー会社が倒産したことなどが原因でタクシーやそのドライバーが著しく不足している事やタクシードライバーの高齢化が進んでいるが為にこの行為が合法化される、という事らしいです。

※研修で聞いた話ですが、ライドシェア法案の初出は東京駅の客待ち行列の報道が原因らしいです。

しかし実際は、ターミナルの構造が悪いが故に生じてる問題であるらしく、同じようにタクシーの行列がターミナル内で発生して中々解消しないんだとか……

現場を見ずに主観だけで報道する、このマスコミの報道手段も極めて悪質と言わざるを得ません。

 

要するにUbertaxiなどのアプリによる「白タク行為」が合法化されるという事だそうです。

※白タクとは、営業を目的としない白ナンバー車両によるタクシー営業などを行うこと

 

まず、これを考えた人に一言。

 

大バカ野郎。事故を増やす気か。

何のために二種免許があると思ってる。

何のために東京や大阪、神奈川で地理試験が実施されてると思ってんだ。

 

現場の事をなーーーんにも解っちゃいない。

不足しているからと言って何でもかんでも条件緩和していいってもんじゃねえから!!

 

 

 

暴言じみた反対声明は一先ずおき。

 

なぜ反対してるのか?を解説します。

 

前に投稿した記事に於いて、私は「国民の運転意識の低さ」を題材に免許制度や道交法の欠点を解説しましたが一言で言うと本当に「これに尽きる」。

 

二種免許を持ってるタクシードライバーですら、(ごく一部とはいえ)一時停止や違反を日常茶飯事で行っている現状なのに、二種免許もない金欲しいだけだけの一般ドライバーがタクシー営業行為なんかやったら事故の温床になることは目に見えてわかっている。

そう考えるとライドシェア法案というものは道路交通法の「交通の安全」と「円滑な交通を図る」という目的に相反するものになってしまう。

 

ただでさえ一時停止は守らない、歩行者保護も守らない、追い越し車線にチンタラ居座る、しょうもないことで煽る、煽りハンドルはやる、そんな愚かなドライバーがありふれたこの国でライドシェアなんかやったら「破滅」以外の何物でもない結末しか見えないんです。

 

ましてや東京都内や大阪とか、道が入り組んでいる上に駐停車禁止や駐車禁止、右折禁止や左折禁止がありふれたややこしい場所なんかじゃ違反と事故のオンパレードになることは想像に易いというもの。

 

その為に東京都や大阪府では地理試験に受からないとタクシーに乗ることすら許されないわけです。

 

更に言うなら、個人タクシーやるのもタクシーの実務経験5年以上、通して無事故無違反であることが絶対条件。

 

ライドシェアなんか解禁したらこれら個タクの運ちゃんたちのプライドをいとも簡単に傷付けることになる。

 

ライドシェア法案なんて考えた人は自分で運転した事が無いんだなぁという感想です。

 

ちなみに、最近タクシードライバーの最高齢が80まで引き上げられたことについて反発の声が多く、「そんな高齢者の乗るタクシーよりライドシェアの方が安心出来る」という意見さえ出ていました。

ひろゆき氏も同じことを言ってましたよね。

 

あんな現場の事知らない人の言うこと信用しちゃダメですよ。

確かに正論も多い彼ですが、現場を見てる私からすればあの意見は大間違いだと言わざるを得ない。

 

これについては賛否両論ありますが、私から言えるのはプロドライバーとしてハンドルを握ってるタクシーの高齢者とただの高齢者を一緒にしないで貰いたい、という事。

確かにタクシーでも変な運転する高齢ドライバーは多いっちゃ多いのですが、そんじょそこらのサンデードライバーなんかに比べたら遥かにマシです。

何故なら、「運転経験の豊富さ」に関しては誰よりも上をいっているドライバーが殆どです。

確かに認知・判断や視力の点など若い人には及ばない点もありますが、彼らはそれを運転経験を活かして予測して動いてますから、余程の事がない限り事故りません。

安心してご乗車下さい。私は逆に、二種免許も持ってないどこぞの馬の骨かもわからん運転者に運んでもらう方が余程怖いです。

それに、元レーシングドライバーの高齢者が事故なんかしたらマスコミなんかが喜んで報道しようとすると思いますが、見た事ないでしょう?

そういう事なんです。

 

 

 

但し、例外もある。

 

本格的な過疎地や地方等では、条件付きで緩和する事はありではないかとも考えます。

それは高齢化に伴う一般高齢者の事故が多発していることが問題として挙げられます。

 

地方になると公共交通機関が著しく発達していない地域もあり、免許制度を返納してしまうと通院等の移動手段に困ってしまう方も多くいます。

そういった地域限定で、ライドシェアを行おうとするものには車両運送法などの受講及び試験を義務付けた上で、認定ステッカーを車両に貼付することを条件に解禁するのはありかなと思います。

もちろん認定ステッカーを貼ってない人やそもそも受講してない人は義務違反で検挙する必要はありますが。

 

※最良の方法としては国が主導してライドシェアアプリ等を作り、認定者にのみIDとパスワードを発行する方式にすれば良いとは思いますが、そもそも高齢者の方にはアプリを使いこなせない方もいますし、さらに言えば国が主導でアプリ開発をするとろくな事にならないんですよね。コロナの時もそうでしたが、開発元請けがどんどん二次請けと三次請けと流してしまい結局ロクなアプリが出来上がらなかったという不名誉な実績もあるくらいですし。

 

 

これまで書いたことを要約すると、

ライドシェア法案については基本的に反対。特に繁華街や交通量の多い都市や地方都市については事故増加のリスクが極めて高くなる為可決するべきでは無い。しかし、地方ないし過疎地に於いては厳正な討論の元認可を行う余地あり

 

という事です。

高齢者の事故防止等の観念から考えるとこれがベストだと思います。

 

意見に賛同出来る方は是非拡散して頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

免許の学科試験、今の現状で良いのでしょうか?【後編】

あやめさんです。

前回の記事では、実際に学科試験の過去問を解いていたときの出来事を解説し、疑問に思ったことを記しました。

 

後編では、「今現在の日本の免許制度は、本当に現代に合ったものなのか?」をテーマに考察と解説をしていこうと思います。

 

あと、タイトルに「学科試験」とありますが、これは厳密に言うと「教習所等で教えること」も含まれています。

 

 

さて、私は元々はトラックドライバーとして日々公道を走行しておりました。

そこで前々から思っていた事が有りまして、それは

「一般ドライバーの運転意識めちゃくちゃ低くない??」ということです。

 

例えばですが、左折時。

皆さんは左折時の正しい運転操作の方法を答えられますか?

「左折しようとする交差点の30メートル手前から方向指示器又は手信号により合図を行い、左に寄せて左折を行う。」

が概ね正解となります。

しかしどうでしょう。

30メートル手前から合図を行う人はまあそこそこいる気はしますが、私が日頃運転という職業を行っている中で「左に寄せる」という動作を行う人を見るのは極めて稀です。

それどころか、所謂「煽りハンドル」と呼ばれる逆方向にハンドルを切ってから左折する愚か者の方が遥かに多いという現実。

この煽りハンドル、左折の際に2輪などに内輪差に入り込まれる隙が生まれてしまうのもそうなのですが、対向や第二通行帯を走行する大型車にとってこれとないくらいの危険になるわけで。

何度か急ブレーキ踏まされたこともあります。

 

※余談

私個人としては、「交差点の30メートル手前ではなく、交差点の30メートル手前ないし、速度が出ている時はブレーキを踏むよりも先に合図を出す」という風に道交法を改正して欲しいと思いますが…それはまた別の機会に。

 

一般道のオーバーパスやアンダーパス、高速道の坂道に於いてもやたら「波状運転」が原因による「追い越し妨害」に逢うことがやたら多かった。

社速が定められているトラックでは、当然一般道は法定速度、高速道は80km/hという制限があります。

がしかし、時間にも常に追われているのでやはり社速めいいっぱいで走ってないといけないという事情もある。

そして大型車は当然、重い。すなわち、1度減速したら再度加速するのにも時間を要するわけです。

だから下り坂や緩やかな上り坂程度ではトラックの運ちゃんって速度誤差±5km/h以内で走るんですね。

※重すぎて登らない急坂は例外

そこで、例えば緩い上り坂。運転意識のないやつはアクセルを一定に踏んでればいいと考えているから、そりゃ普通に10km/hとか20km/hくらい平然と失速してるわけです。

それをトラックで抜こうとすると、所謂「トラックに抜かれたくない病」を発症させてタチの悪い奴だと併走したりするんです。

 

これね、知らない人多いみたいだけど立派な違反ですよ????

くだらない速度超過とか煽り運転ばかり取締してこれを取締しない警察にもかなりの落ち度はあると思いますが。

 

 

さて、私が現場をよく観察して受けた印象のうちの二つを紹介しました。が、たった二つ紹介しただけでもこれだけの愚痴が出てくるってもんです。さらに言うならばキリがないくらい今の交通状況には不満を持っています。そしてこの交通状況はここ4~5年で急速に悪化したように感じます。

事故件数とかには繋がっていないとは思いますが、明らかにおかしい挙動をするドライバーが増えました。そのうち、えげつない程の重大事故が起きるのではないかと私は危惧しています。

 

そしてそれは何故なのか?と言ったところを考えてみたわけです。

私が考えるに原因は幾つかあるので挙げてみると、

 

①免許を取得、更新する際の免許制度の構造の問題

道路交通法が時代遅れなものになりつつある

③警察が歪な取締指針で取締をしていること

④クルマの構造や性能の変化に対して適応出来ていない人が多い

⑤そもそも少子高齢化

 

といったところです。

全てを紹介してしまうと表題から脱線してしまうので、今回は①免許を取得、更新する際の免許制度の構造の問題について語っていこうと思います。

ちなみに、私が挙げた原因の中でも①と②、②と④は結構紐づくものがある。

なので、②についても多少触れていきます。

②と④についても、結構思うことがあるのでこれも今度記事にしたいと思います。

 

さて、昨今の免許制度。

免許を新規に取得する場合は、指定教習所で実技を学んで検定を受けて合格する場合と、各都道府県の定める免許センターで所謂「一発試験」を受けて合格するパターンがありますが、どちらも共通して言えることが「学科試験を受けなければならない」ということ。

この学科試験というのは免許センターなどで実施しており普通一種、各二種免許の取得等で受けなければならないものなのですが、私はこの学科試験そのものが運転者の運転意識の低下の原因に繋がっているものと考えています。

 

何故なら、この学科試験。道交法や車両特性のテストと言うより、「国語のテスト」だからです。

更に言うと、設問は前回の記事でも書いたように、「出題者の意図」で回答が決まってしまっている。

 

このような試験方法では道路法規や車両の構造、特性が頭に入ってくるとは思えないのである。

確かに、左折する手前の距離が秒に起きかわっていたりそういう引っ掛け問題もあるにはあるのだが。

 

唯文章を読ませて正か誤か、そのやり方自体が誤っていると私は思います。

確かに、毎日数百人という人数の回答をまとめ無ければならないのでマークシート方式でないといけないというのは解るのだが、他にやりようあるだろ。

 

それを言ったら学校の入試だってマークシート方式が採用されている所もあるが正か誤かだけの入試だなんて見た事ない。

 

例えば、こういう設問があるとしよう。

 

「自動車は、左折しようとするとき、左折しようとする3秒前から合図を行わなければならない。」

 

まあ当然この設問は×である。

(右左折時の合図のタイミングは30メートル手前)

 

正しく知識が頭に入っているならば誰でも即答で×と答えられる設問ですが、この設問には欠点が2つあります。

まず、正か誤を問うだけの設問だと人の心理として脳にインプットしづらいということ。

真面目に勉強しているのなら別であるが、大体の人はただ「免許欲しい」くらいにしか思ってないわけです。そう考えると、正か誤を問うだけの設問だと「その試験に合格した段階で記憶から消去されてしまいやすい」事になります。

 

もうひとつの欠点は、この手の問題は似たような設問がもう1問出題される可能性が低いということ。

 

つまり、左折の手順として正しいのは「左折しようとする交差点の30メートル手前から合図を出し、二輪車等のすり抜けを防止する為に左に寄せて左折を行う」ということになるのだが、この設問だけ出題されると「二輪車等のすり抜けを防止するために左に寄せて左折を行う」という部分だけが出題されない可能性が高くなってしまうということになる。

※まれに出題されるパターンもあるようですが、過去問と何度か実際の試験を受けた私の経験上殆どありませんでした。

 

因みに違反切符である青切符の違反チェック欄には「右左折時の進行方向への寄せ不履行」みたいな欄がある。(文章はうろ覚え)もっとも、これで検挙されている例を見た事がないが。

 

つまるところ、免許を欲しいという意識だけ持ってる一般人にはこの手の設問では正しい知識は身につかないということになるのです。

 

実際記事冒頭でも述べたように左折時にしっかり左に寄せて曲がる人はほとんど見たことがありません。

 

これが欠陥と言わずして何と言うのか…

 

 

人の心理として正しくインプットさせるとするなら、せめてこういう設問にすべきという例題を作ってみます。

 

Q.以下の文章の□に入る正しい文章を選べ。

「交差点を左折するときは、□※1合図を出し、□※2から左折を行う。」

※1

A.交差点の30メートル手前から

B.左折を行おうとする3秒手前から

C.交差点の直前

 

※2

A.二輪車のすり抜け等を防止するため左に寄せて

B.内輪差で接触することを避けるため右にハンドルを切って

C.指示器を見た二輪車はすり抜けしてこないが右に寄せると対向車に危険を与える可能性があるので信仰している車線の中央

 

このような「穴埋め式」にすべきであると私は考えます。

 

回答者の心理として、「選択肢を与える」ということは「考えて頭にインプットする」キッカケを作るものです。加えて正か誤かを選ばせる設問よりも選択肢が増える分、運任せにマークシートにチェックを入れてまぐれで合格してしまう確率を減らすことが出来るというメリットもあります。

 

あとTwitter……もといXでも度々話題になる、

「夜の道は危険なので、気をつけて運転しなければならない」

この設問×で、昼間でも気をつけて運転しなければならないというインチキにも程がある設問なのだが、こんな設問で受験者の興を削ぐようなやり方をしていたらより一層運転意識は低くなる。

 

そして前回の記事でも書いたような、「出題者の意図で〇×が決まってしまう」設問も当然だがアンフェアなものであると判断できると思います。

実際に出題する設問の一つひとつは、今でも厳正な審議の元で定められているものだとは思いますが現場の意見を取り入れるなどする努力は圧倒的に足りないと思います。これについては、自動車業界に限った話ではないですが。

 

こんな事ばかりやってるから、国民の運転意識は高まらない原因の一つになってるのでは?と私は考えています。

 

そして免許の更新についても。

優良運転者区分など色々ありますが、これも基準を変えなければならないと思います。

何故なら、ペーパードライバー(ちっとも運転しない人)でも優良運転者と認定を受けてしまうから。

日曜とかだけ運転するサンデードライバーにも言えることですが、下手なのはしょうがないとして守るべきルールは守らなければならないものでしょう。

しかしそういう人に限って運転意識を持ってる人はほとんど居ないように思えます。

 

私もつい先日二種免許をとるに当たって優良運転者となりましたが、このように日頃から運転を職業としている私とそんなサンデードライバーが同じ「優良運転者区分」が一緒なのはいささかアンフェアではありませんか?

 

区分の判断材料が今の制度や技術では自動で判別不能としても、せめて年間走行距離くらい「自己申告制」等にして区切る方が良いと思うんですよね。

もちろん嘘の申告をした者に対しては厳罰を課した上で、ですが。

 

そこでも違反者講習や高齢者講習同様に、ペーパードライバー講習をすることも義務付けた上で理解度が無いものに対しては再試験を課すくらいのことはやらないと意味が無いと思います。

指定教習所なんかでは今自主的にペーパードライバー講習してるとこもありますが、こういうことはしっかり国が管理してやらなければならない部分だと思います。

何せ日本人は役所だとかに丸投げして自分はやらないってスタンスのヒトが多い国民性なので。

※日本人をdisってるわけではない。それはそれの良さもある。

 

逆に言えば、国や国交省、警察機関が連携して正しい法整備をすればそれに従う人が大半になるわけなので、事故や違反はかなり減るということです。

 

 

さて、もうちょっと続きますよ。

 

①と紐づけられる②道路交通法がそもそも時代遅れな点も少しだけ触れていきます。

これは教習所等でも教えるべきこと、と私は思う点でもあります。

 

どういう事かと言いますと、

公共の道路である以上、法規外でのマイナールールが存在する

ということなんですよね。

私はこのマイナールールについて、公共性があるものについては道交法に組み込んだ上で運用するのが良いのでは無いかと考えています。

 

※地域ごとにあるようなマイナールールは除く

 

例えば、高速道路走行時、ほぼ全国共通かな?でこんなマイナールールがある。

 

①走行車線走行中、合流から入ってくる車や、追い越し車線から戻りたがってるトラック等に対してライトカットして譲る。(この場合は夜間)

②追い越し車線走行中、遅い車が居た時に右ウインカーかパッシング(やり過ぎないこと。また車間詰めると煽り運転になりかねない)で急いでるので先に行かせてくださいのサインをする。

③渋滞末尾や前方異常発見時にハザードランプを点灯させ後続に伝える。

 

はい、③はマイナールールじゃないだろと思ったそこの貴方。半分正しい

実は③、これは今でこそ色んなとこで啓発運動がされている訳ですが、実はこれもマイナールールです。

教習所に直近で通った事のある人は聞いたことがあるかもしれませんが、これは東名高速が渋滞するようになってから、追突事故を防止するために神奈川県警が考え出したルールで、その名残で今はNEXCOなどが啓発しているのです。

 

なのでこれは実質マイナールールと言えます。

 

また、一般道においては

 

①低速でしか走行出来ない状況下で、後続のクルマが渋滞していた場合左ウインカーを出して左に寄り後続車を譲る

②(夜間)登り坂頂上付近での信号待ち時、ヘッドライトを消して対向車の幻惑防止(ポジションランプは付けておき自車がいることはアピールする)

 

等が挙げられます。

②に関しては最近オートライトとかいう非常に迷惑な装置が義務付けられてしまったので出来なくなってしまった車両もあります。嘆かわしい…

 

こういった気遣いは非常に大事なものになります。

①は私がトラックで精密機器運んでる時など時間に余裕があるときはやってました。何でかというと、後続が渋滞になるということは迷惑になると言うだけでなく、先頭にいるはずの自分が進行できなくなってしまう恐れがあるのです。これについては、そのうち書こうと思ってる思いやり運転の記事あたりで紹介しようと思います。

 

こういったマイナールールを寧ろ道交法で取り込んでしまえ、ということです。仮に取り込めなかったとしても、警視庁からの啓発運動等があれば教習所で教える事が出来るようになります。

 

なぜこのようなことを言うのかというと、事故防止の観点もそうですが近年話題になりやすい「煽り運転」の発生機会を大幅に削減できると私は考えているからです。

特に高速道路に於いては残念なことに右車線、要するに追い越し車線を走り続けるドライバーが一定数います。(当然この行為も違反です。追い越しを終えたら速やかに走行車線に戻らなければなりません。)

 

こういったドライバーに対する対処が現状、そこに居合わせた覆面パト等が取り締まるしか無いわけです。

しかしこれも残念な事に、取締の対象になることがあまりありません。(但し、最近は強化している県警などもあるそうです)

 

そうなると遅いのに退かない先行車を追い抜く為には左車線を使って追い越しをかけるか、車間を詰めて圧をかけるか、右ウインカーないしパッシングでどいてくれと合図するしかないわけです。

 

しかし現状、そんなバチバチに煽ってる訳でも無く、普通に軽くパッシングしただけでも追い越し車線に居座る側が煽られたと感じたら煽り運転として扱われてしまうという事なのです

 

それはあまりにも不公平ではありませんか???

なら、国がやる事はその「マイナールール」を合法化するなどして、報道機関等に「パッシングや右合図は進路を譲ってくださいの合図である」と周知することが大切なわけです。

 

そうすれば不公平な煽り運転による検挙を避けることが出来ますし、右車線に居座るドライバーも減らせるわけです。

 

そうする事で、事故防止や渋滞防止だけでなく余計なトラブルの発生を抑制することが出来るというメリットもあります。

1番平和的な解決方法だと思います。

 

 

要するに私が言いたいのは、

国及び関係機関が一丸となって国民性と時代のニーズを理解して、それに見合った免許制度と道交法を作っていかなければならない。

 

ということなのです。

 

最後に…

この記事は私が実際「公道」という現場に出て見た事感じたことを「主観」で書いた記事です。

人によっては受け入れられる、受け入れられないとか間違ってるとか思う人も居ると思います。

自分が正しいと思っている訳でもありません。

しかしこれだけは言わせて頂きたいなと思うのは、

弱者だけが優遇される社会ではいけない

という事です。

そういう私も実は言うと精神障害2級を所持している立場ではあるのですが、確かに享受するべきことはしています。但し、それは「生きる上でのハンデを少なくして頂いている」という考えであって、「優遇しろ」なんて思った事はありません。

道路上に於いても同じ事が言えます。

やれ運転が下手だからとかトラックが国の血液なんだとか、終いには「煽られたと感じたら煽り運転になる!!」みたいな考え方は言語道断です。

それは老若男女共に「平等」を謳う日本では「不公平」に当たる考えです。

 

道路というのは「公共の場所」である以上、運転が下手な人もいれば急いでる人もいます。

しかし、運転が下手だからという理由で一時停止を無視したり右車線に居座ったりするのは勿論のこと同様に急いでいるからといって無闇やたらに煽ったりしたり飛ばして良い理由にはなりません。

 

道路交通法の定義とは「交通の安全」だけでなく「円滑な交通を図る」という目的もあります。

 

その為には国民が運転意識というものを持ち、正しい知識のもとハンドルを握らなければなりません。

 

私はこの記事を読んだ人にはわかると思いますが文才という物がありません。従って、発信力というものが無い。だからこのブログの記事もただの端くれに過ぎないと思います。ですが、少なくともこの記事の内容に共感出来ると思って頂けたら是非拡散して頂ければと思います。

私の考えた内容が正しいか誤っているかは分かりませんが、この「現状」を変えなければならないということは間違いないと思います。

なのでご指摘や訂正等のコメントも全然構いません。

但し、誹謗中傷だけは辞めてくださいね。

 

あやめさんでした。

 

 

免許の学科試験、今の現状で良いのでしょうか?【後編】

あやめさんです。

前回の記事では、実際に学科試験の過去問を解いていたときの出来事を解説し、疑問に思ったことを記しました。

 

後編では、「今現在の日本の免許制度は、本当に現代に合ったものなのか?」をテーマに考察と解説をしていこうと思います。

 

あと、タイトルに「学科試験」とありますが、これは厳密に言うと「教習所等で教えること」も含まれています。

 

 

さて、私は元々はトラックドライバーとして日々公道を走行しておりました。

そこで前々から思っていた事が有りまして、それは

「一般ドライバーの運転意識めちゃくちゃ低くない??」ということです。

 

例えばですが、左折時。

皆さんは左折時の正しい運転操作の方法を答えられますか?

「左折しようとする交差点の30メートル手前から方向指示器又は手信号により合図を行い、左に寄せて左折を行う。」

が概ね正解となります。

しかしどうでしょう。

30メートル手前から合図を行う人はまあそこそこいる気はしますが、私が日頃運転という職業を行っている中で「左に寄せる」という動作を行う人を見るのは極めて稀です。

それどころか、所謂「煽りハンドル」と呼ばれる逆方向にハンドルを切ってから左折する愚か者の方が遥かに多いという現実。

この煽りハンドル、左折の際に2輪などに内輪差に入り込まれる隙が生まれてしまうのもそうなのですが、対向や第二通行帯を走行する大型車にとってこれとないくらいの危険になるわけで。

何度か急ブレーキ踏まされたこともあります。

 

※余談

私個人としては、「交差点の30メートル手前ではなく、交差点の30メートル手前ないし、速度が出ている時はブレーキを踏むよりも先に合図を出す」という風に道交法を改正して欲しいと思いますが…それはまた別の機会に。

 

一般道のオーバーパスやアンダーパス、高速道の坂道に於いてもやたら「波状運転」が原因による「追い越し妨害」に逢うことがやたら多かった。

社速が定められているトラックでは、当然一般道は法定速度、高速道は80km/hという制限があります。

がしかし、時間にも常に追われているのでやはり社速めいいっぱいで走ってないといけないという事情もある。

そして大型車は当然、重い。すなわち、1度減速したら再度加速するのにも時間を要するわけです。

だから下り坂や緩やかな上り坂程度ではトラックの運ちゃんって速度誤差±5km/h以内で走るんですね。

※重すぎて登らない急坂は例外

そこで、例えば緩い上り坂。運転意識のないやつはアクセルを一定に踏んでればいいと考えているから、そりゃ普通に10km/hとか20km/hくらい平然と失速してるわけです。

それをトラックで抜こうとすると、所謂「トラックに抜かれたくない病」を発症させてタチの悪い奴だと併走したりするんです。

 

これね、知らない人多いみたいだけど立派な違反ですよ????

くだらない速度超過とか煽り運転ばかり取締してこれを取締しない警察にもかなりの落ち度はあると思いますが。

 

 

さて、私が現場をよく観察して受けた印象のうちの二つを紹介しました。が、たった二つ紹介しただけでもこれだけの愚痴が出てくるってもんです。さらに言うならばキリがないくらい今の交通状況には不満を持っています。そしてこの交通状況はここ4~5年で急速に悪化したように感じます。

事故件数とかには繋がっていないとは思いますが、明らかにおかしい挙動をするドライバーが増えました。そのうち、えげつない程の重大事故が起きるのではないかと私は危惧しています。

 

そしてそれは何故なのか?と言ったところを考えてみたわけです。

私が考えるに原因は幾つかあるので挙げてみると、

 

①免許を取得、更新する際の免許制度の構造の問題

道路交通法が時代遅れなものになりつつある

③警察が歪な取締指針で取締をしていること

④クルマの構造や性能の変化に対して適応出来ていない人が多い

⑤そもそも少子高齢化

 

といったところです。

全てを紹介してしまうと表題から脱線してしまうので、今回は①免許を取得、更新する際の免許制度の構造の問題について語っていこうと思います。

ちなみに、私が挙げた原因の中でも①と②、②と④は結構紐づくものがある。

なので、②についても多少触れていきます。

②と④についても、結構思うことがあるのでこれも今度記事にしたいと思います。

 

さて、昨今の免許制度。

免許を新規に取得する場合は、指定教習所で実技を学んで検定を受けて合格する場合と、各都道府県の定める免許センターで所謂「一発試験」を受けて合格するパターンがありますが、どちらも共通して言えることが「学科試験を受けなければならない」ということ。

この学科試験というのは免許センターなどで実施しており普通一種、各二種免許の取得等で受けなければならないものなのですが、私はこの学科試験そのものが運転者の運転意識の低下の原因に繋がっているものと考えています。

 

何故なら、この学科試験。道交法や車両特性のテストと言うより、「国語のテスト」だからです。

更に言うと、設問は前回の記事でも書いたように、「出題者の意図」で回答が決まってしまっている。

 

このような試験方法では道路法規や車両の構造、特性が頭に入ってくるとは思えないのである。

確かに、左折する手前の距離が秒に起きかわっていたりそういう引っ掛け問題もあるにはあるのだが。

 

唯文章を読ませて正か誤か、そのやり方自体が誤っていると私は思います。

確かに、毎日数百人という人数の回答をまとめ無ければならないのでマークシート方式でないといけないというのは解るのだが、他にやりようあるだろ。

 

それを言ったら学校の入試だってマークシート方式が採用されている所もあるが正か誤かだけの入試だなんて見た事ない。

 

例えば、こういう設問があるとしよう。

 

「自動車は、左折しようとするとき、左折しようとする3秒前から合図を行わなければならない。」

 

まあ当然この設問は×である。

(右左折時の合図のタイミングは30メートル手前)

 

正しく知識が頭に入っているならば誰でも即答で×と答えられる設問ですが、この設問には欠点が2つあります。

まず、正か誤を問うだけの設問だと人の心理として脳にインプットしづらいということ。

真面目に勉強しているのなら別であるが、大体の人はただ「免許欲しい」くらいにしか思ってないわけです。そう考えると、正か誤を問うだけの設問だと「その試験に合格した段階で記憶から消去されてしまいやすい」事になります。

 

もうひとつの欠点は、この手の問題は似たような設問がもう1問出題される可能性が低いということ。

 

つまり、左折の手順として正しいのは「左折しようとする交差点の30メートル手前から合図を出し、二輪車等のすり抜けを防止する為に左に寄せて左折を行う」ということになるのだが、この設問だけ出題されると「二輪車等のすり抜けを防止するために左に寄せて左折を行う」という部分だけが出題されない可能性が高くなってしまうということになる。

※まれに出題されるパターンもあるようですが、過去問と何度か実際の試験を受けた私の経験上殆どありませんでした。

 

因みに違反切符である青切符の違反チェック欄には「右左折時の進行方向への寄せ不履行」みたいな欄がある。(文章はうろ覚え)もっとも、これで検挙されている例を見た事がないが。

 

つまるところ、免許を欲しいという意識だけ持ってる一般人にはこの手の設問では正しい知識は身につかないということになるのです。

 

実際記事冒頭でも述べたように左折時にしっかり左に寄せて曲がる人はほとんど見たことがありません。

 

これが欠陥と言わずして何と言うのか…

 

 

人の心理として正しくインプットさせるとするなら、せめてこういう設問にすべきという例題を作ってみます。

 

Q.以下の文章の□に入る正しい文章を選べ。

「交差点を左折するときは、□※1合図を出し、□※2から左折を行う。」

※1

A.交差点の30メートル手前から

B.左折を行おうとする3秒手前から

C.交差点の直前

 

※2

A.二輪車のすり抜け等を防止するため左に寄せて

B.内輪差で接触することを避けるため右にハンドルを切って

C.指示器を見た二輪車はすり抜けしてこないが右に寄せると対向車に危険を与える可能性があるので信仰している車線の中央

 

このような「穴埋め式」にすべきであると私は考えます。

 

回答者の心理として、「選択肢を与える」ということは「考えて頭にインプットする」キッカケを作るものです。加えて正か誤かを選ばせる設問よりも選択肢が増える分、運任せにマークシートにチェックを入れてまぐれで合格してしまう確率を減らすことが出来るというメリットもあります。

 

あとTwitter……もといXでも度々話題になる、

「夜の道は危険なので、気をつけて運転しなければならない」

この設問×で、昼間でも気をつけて運転しなければならないというインチキにも程がある設問なのだが、こんな設問で受験者の興を削ぐようなやり方をしていたらより一層運転意識は低くなる。

 

そして前回の記事でも書いたような、「出題者の意図で〇×が決まってしまう」設問も当然だがアンフェアなものであると判断できると思います。

実際に出題する設問の一つひとつは、今でも厳正な審議の元で定められているものだとは思いますが現場の意見を取り入れるなどする努力は圧倒的に足りないと思います。これについては、自動車業界に限った話ではないですが。

 

こんな事ばかりやってるから、国民の運転意識は高まらない原因の一つになってるのでは?と私は考えています。

 

そして免許の更新についても。

優良運転者区分など色々ありますが、これも基準を変えなければならないと思います。

何故なら、ペーパードライバー(ちっとも運転しない人)でも優良運転者と認定を受けてしまうから。

日曜とかだけ運転するサンデードライバーにも言えることですが、下手なのはしょうがないとして守るべきルールは守らなければならないものでしょう。

しかしそういう人に限って運転意識を持ってる人はほとんど居ないように思えます。

 

私もつい先日二種免許をとるに当たって優良運転者となりましたが、このように日頃から運転を職業としている私とそんなサンデードライバーが同じ「優良運転者区分」が一緒なのはいささかアンフェアではありませんか?

 

区分の判断材料が今の制度や技術では自動で判別不能としても、せめて年間走行距離くらい「自己申告制」等にして区切る方が良いと思うんですよね。

もちろん嘘の申告をした者に対しては厳罰を課した上で、ですが。

 

そこでも違反者講習や高齢者講習同様に、ペーパードライバー講習をすることも義務付けた上で理解度が無いものに対しては再試験を課すくらいのことはやらないと意味が無いと思います。

指定教習所なんかでは今自主的にペーパードライバー講習してるとこもありますが、こういうことはしっかり国が管理してやらなければならない部分だと思います。

何せ日本人は役所だとかに丸投げして自分はやらないってスタンスのヒトが多い国民性なので。

※日本人をdisってるわけではない。それはそれの良さもある。

 

逆に言えば、国や国交省、警察機関が連携して正しい法整備をすればそれに従う人が大半になるわけなので、事故や違反はかなり減るということです。

 

 

さて、もうちょっと続きますよ。

 

①と紐づけられる②道路交通法がそもそも時代遅れな点も少しだけ触れていきます。

これは教習所等でも教えるべきこと、と私は思う点でもあります。

 

どういう事かと言いますと、

公共の道路である以上、法規外でのマイナールールが存在する

ということなんですよね。

私はこのマイナールールについて、公共性があるものについては道交法に組み込んだ上で運用するのが良いのでは無いかと考えています。

 

※地域ごとにあるようなマイナールールは除く

 

例えば、高速道路走行時、ほぼ全国共通かな?でこんなマイナールールがある。

 

①走行車線走行中、合流から入ってくる車や、追い越し車線から戻りたがってるトラック等に対してライトカットして譲る。(この場合は夜間)

②追い越し車線走行中、遅い車が居た時に右ウインカーかパッシング(やり過ぎないこと。また車間詰めると煽り運転になりかねない)で急いでるので先に行かせてくださいのサインをする。

③渋滞末尾や前方異常発見時にハザードランプを点灯させ後続に伝える。

 

はい、③はマイナールールじゃないだろと思ったそこの貴方。半分正しい

実は③、これは今でこそ色んなとこで啓発運動がされている訳ですが、実はこれもマイナールールです。

教習所に直近で通った事のある人は聞いたことがあるかもしれませんが、これは東名高速が渋滞するようになってから、追突事故を防止するために神奈川県警が考え出したルールで、その名残で今はNEXCOなどが啓発しているのです。

 

なのでこれは実質マイナールールと言えます。

 

また、一般道においては

 

①低速でしか走行出来ない状況下で、後続のクルマが渋滞していた場合左ウインカーを出して左に寄り後続車を譲る

②(夜間)登り坂頂上付近での信号待ち時、ヘッドライトを消して対向車の幻惑防止(ポジションランプは付けておき自車がいることはアピールする)

 

等が挙げられます。

②に関しては最近オートライトとかいう非常に迷惑な装置が義務付けられてしまったので出来なくなってしまった車両もあります。嘆かわしい…

 

こういった気遣いは非常に大事なものになります。

①は私がトラックで精密機器運んでる時など時間に余裕があるときはやってました。何でかというと、後続が渋滞になるということは迷惑になると言うだけでなく、先頭にいるはずの自分が進行できなくなってしまう恐れがあるのです。これについては、そのうち書こうと思ってる思いやり運転の記事あたりで紹介しようと思います。

 

こういったマイナールールを寧ろ道交法で取り込んでしまえ、ということです。仮に取り込めなかったとしても、警視庁からの啓発運動等があれば教習所で教える事が出来るようになります。

 

なぜこのようなことを言うのかというと、事故防止の観点もそうですが近年話題になりやすい「煽り運転」の発生機会を大幅に削減できると私は考えているからです。

特に高速道路に於いては残念なことに右車線、要するに追い越し車線を走り続けるドライバーが一定数います。(当然この行為も違反です。追い越しを終えたら速やかに走行車線に戻らなければなりません。)

 

こういったドライバーに対する対処が現状、そこに居合わせた覆面パト等が取り締まるしか無いわけです。

しかしこれも残念な事に、取締の対象になることがあまりありません。(但し、最近は強化している県警などもあるそうです)

 

そうなると遅いのに退かない先行車を追い抜く為には左車線を使って追い越しをかけるか、車間を詰めて圧をかけるか、右ウインカーないしパッシングでどいてくれと合図するしかないわけです。

 

しかし現状、そんなバチバチに煽ってる訳でも無く、普通に軽くパッシングしただけでも追い越し車線に居座る側が煽られたと感じたら煽り運転として扱われてしまうという事なのです

 

それはあまりにも不公平ではありませんか???

なら、国がやる事はその「マイナールール」を合法化するなどして、報道機関等に「パッシングや右合図は進路を譲ってくださいの合図である」と周知することが大切なわけです。

 

そうすれば不公平な煽り運転による検挙を避けることが出来ますし、右車線に居座るドライバーも減らせるわけです。

 

そうする事で、事故防止や渋滞防止だけでなく余計なトラブルの発生を抑制することが出来るというメリットもあります。

1番平和的な解決方法だと思います。

 

 

要するに私が言いたいのは、

国及び関係機関が一丸となって国民性と時代のニーズを理解して、それに見合った免許制度と道交法を作っていかなければならない。

 

ということなのです。

 

最後に…

この記事は私が実際「公道」という現場に出て見た事感じたことを「主観」で書いた記事です。

人によっては受け入れられる、受け入れられないとか間違ってるとか思う人も居ると思います。

自分が正しいと思っている訳でもありません。

しかしこれだけは言わせて頂きたいなと思うのは、

弱者だけが優遇される社会ではいけない

という事です。

そういう私も実は言うと精神障害2級を所持している立場ではあるのですが、確かに享受するべきことはしています。但し、それは「生きる上でのハンデを少なくして頂いている」という考えであって、「優遇しろ」なんて思った事はありません。

道路上に於いても同じ事が言えます。

やれ運転が下手だからとかトラックが国の血液なんだとか、終いには「煽られたと感じたら煽り運転になる!!」みたいな考え方は言語道断です。

それは老若男女共に「平等」を謳う日本では「不公平」に当たる考えです。

 

道路というのは「公共の場所」である以上、運転が下手な人もいれば急いでる人もいます。

しかし、運転が下手だからという理由で一時停止を無視したり右車線に居座ったりするのは勿論のこと同様に急いでいるからといって無闇やたらに煽ったりしたり飛ばして良い理由にはなりません。

 

道路交通法の定義とは「交通の安全」だけでなく「円滑な交通を図る」という目的もあります。

 

その為には国民が運転意識というものを持ち、正しい知識のもとハンドルを握らなければなりません。

 

私はこの記事を読んだ人にはわかると思いますが文才という物がありません。従って、発信力というものが無い。だからこのブログの記事もただの端くれに過ぎないと思います。ですが、少なくともこの記事の内容に共感出来ると思って頂けたら是非拡散して頂ければと思います。

私の考えた内容が正しいか誤っているかは分かりませんが、この「現状」を変えなければならないということは間違いないと思います。

なのでご指摘や訂正等のコメントも全然構いません。

但し、誹謗中傷だけは辞めてくださいね。

 

あやめさんでした。

 

 

免許の学科試験、今の現状で良いのでしょうか?【前編】

お久しぶりです。あやめさんです。

新しい職場での忙しい日々で更新することが出来ませんでした。

 

今回の記事は長くなりそうなので前編と後編にわけて記していこうと思います。

 

さて、今回は二種免許を取るに当たって本免対策を行っていたわけですが…

危険予測等の画像から設問が3問出るやつがあります。

 

そのシチュエーションが、

工事用鉄板の上を二輪車で走行中

の画像でした。

 

これに対する設問のうちのひとつが、

鉄板の上は滑りやすいので、ギアを下げてエンジンブレーキを掛けながら減速する

とありました。

 

さて、皆さんなら〇か×か、どう答えますか?

 

私は×と答えました。

なぜなら二輪車エンジンブレーキは効きが強力だからです。

エンジンがそもそも小型な上、車体も軽量な二輪車で、後輪に制動がかかるエンジンブレーキを使うなんて自殺行為じゃんと思ったからです。

 

2輪は乗ったことない私ですが、大型トラックに乗っていた私は雨や雪等で滑りやすい路面においてリターダーブレーキ(排気ブレーキよりも更に強力な補助ブレーキ)などを使用することはかなり危険な事であるという認識です。

後輪にのみ制動が掛かるわけですから、そこでハイドロプレーニング現象などが起きると後輪のみが制御不能になりスピンしたり最悪横転する危険もある為です。

 

これは福島県だったかな?の安全教育施設で大型バスを用いてヘビーウエット路面でリターダーブレーキを使用したらどうなるのか?という実践実験をされた映像を見たことがあり、やはり見事なスピンをしていたのが記憶にあります。

 

だから、私の中の結論は

鉄板の手前で充分に減速し、徐行しながら定速運転しながら通過する

となりました。

 

しかし設問の正答は「〇」でした。

 

なんで????

滑りやすい鉄板なんてものの上でエンジンブレーキが強力な二輪車で??

 

と、思ってYahoo知恵袋に二輪車乗りの方の意見を募ってみたところ、結構面白い回答が得られたので紹介してみようと思って記事にしたわけです。

 

まず、私がベストアンサーに選んだ方の回答の一部を抜擢して要約しますと、

フロントブレーキ等を使う方が(タイヤロックの危険性があり)危険であり、解釈上タイヤロックしづらいエンジンブレーキを使うことが正しい」

との事。

 

確かに「解釈の上では」納得のいく回答でした。

また、「乾燥した鉄板の上では余程の急制動をかけない限りフロントブレーキでも滑らないからエンジンブレーキ程度じゃ滑らないですよ。雨で濡れてたりする場合、ブレーキやエンジンブレーキを使用するよりも、コーナリングが1番滑ります

との意見も頂きました。

これは大変参考になりますね。

 

実際に乗られている方の意見というのも説得力があり、私はこの設問が〇であることをおおいに理解出来ました。

 

概ね、回答者の意見は一致していますが、こんな意見もありました。

「出題者の意図がそのまま問題になるのだから、そこを考え過ぎても駄目なので過去問を丸暗記するように」

 

確かに、結局は「出題者の意図」は設問を作る側で決まってしまうわけですからね。

 

しかし、免許センターで受ける試験の目的と言うのは「道路交通法を如何に理解しているか」「車両の特性を如何に理解しているか」に尽きると思います。

 

そう考えると「出題者の意図」だけで設問の回答が決まってしまうのはアンフェアでは無いでしょうか?

解釈の一致不一致はあれど、「主観」と「客観」、そしてまた「事実」は異なるものがあると私は考えています。

 

記事後編では、私が実際に6年間トラックドライバーとして現場を見続けたものとしての「ココ最近の道路事情」と「今の免許制度は果たして機能しているのか?」という点についての私の見解・解説をして行こうと思います。

 

 

 

 

 

【レビュー】 ドゥインクス LS-6657D

あやめさんです。

 

1つ前の記事でゲーミングチェアを購入したと言いましたが今回はそのレビュー記事を書いてみようと思います。

 

初めに断りを入れておきますが、このブログはアフィブログではなくただの自己満備忘録です。警戒される方居たらすいません。

なので、特に忖度無しで思った事を気ままに語ります。

 

という訳で。

 

今回購入したのはドゥインクスというメーカーのLS-6657Dというモデルです。色はグレーにしました。

 


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部屋汚くてすいません。

楽天で購入、翌日には発送されて次の日には届きました。

(時間指定を間違えたので早朝に佐川の営業所まで取りに行った)

 

梱包サイズも思ってたよりは小さく纏まってます。私の車はマークX 130系ですが、リアシートに普通に寝かせた状態で積めました。

セダンに乗るので最近の軽自動車でも余裕で乗るでしょうね。

梱包重量は22kg。まぁトラックドライバーしてた私には特に重いとも思わない重量です。少しずっしりしてるかな?位ですね。

 

 

組み立ては1人でも出来ますが二人いた方が楽かもしれません。油圧シリンダに座面を差し込むのがちょっと難儀したくらいですかね。

それも椅子を寝かせれば簡単に済む話なんですが、腰が痛かったので横着しました。

組み立てにかかった時間は30分程度。六角ビットがついてるインパクトレンチがあれば多分10分も経たずに組み立てられる簡単さです。

 

(私は家具組み立てに慣れているので、慣れない人だと大変かも。)

 

さて、完成したので座ってみる。

 

この商品はポケットコイルを座面に仕込んであって、ソファーのような座り心地を実現したと謳い文句がついているが…

商品説明に嘘偽りはないとすぐに実感できた

ちょっと硬めのソファーといった感じ。

こういった椅子は硬めが腰を痛めないと言うのが常識だと私は思っているが、この椅子の座面はその硬さを抑えつつも、ポケットコイルでしっかりと体重を分散している。

2時間ほど座ってみたがおしりも全然痛くならない。座面に関してはこれだけでも2万円くらいは払う価値があると個人的には思った。

あと、座面の幅も素晴らしい。

ゲーミングチェアにありがちなクルマのバケットシートを模した窮屈なものではなく、広々としていて座り心地がよい。特に私はデブなので、このあたりは本当に良く配慮されていると思う。元々サーキットを走ってたことがあるから敢えて言うが、バケットシートは強い横Gを受けるクルマだからこそ必要なのであってライトユーザーにはそんなサポートは要らないのだ。

もっともハードなプロゲーマーとかになれば姿勢やちょっとした身体の動きなんかも関わってくるのだろうから、必要な場合もあるのかも知れないが安価なゲーミングチェアに求めるものでは無いと思う。

 

御託が長くなってしまった。ごほん。

 

他にはゲーミングチェアにはもはや当たり前に装備されるランバーサポートや枕も装備されている。


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更に言うと、ランバーサポートはUSB給電で作動するバイブレーション機能がついている。

コストカットのためなのかケーブルがやや短いのと、オンオフスイッチや強弱スイッチがないのは少し残念な点ではあるが、姿勢が悪くて腰痛を起こしやすい私にはまさに神アイテムと言える。

こんな安価なゲーミングチェアにこんな機能が備わってるのは中々に凄いと思う。

 

私は以下の画像のように、家に余らしてたUSB A-A延長ケーブルに元々ストレージBOXでファン用にしてたUSBスイッチが余っていたのでそれらを組み合わせて使いやすいようにカスタムした。


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USBスイッチはこちら

 

ついでに紹介しておくが、このゲーミングチェアはなんとシートバックポケットがついている。

これが地味に便利で、先程のUSBケーブルや後述する冷感ジェルマットなどを収納しておける。


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そして、なんと冷蔵庫で冷やせる冷感ジェルマットまで付属している。ランバーサポートや座面に敷いて使える。ファブリックだと夏場暑いと思うが、こういう所は非常に気が利いている。シートバックポケットは、これの収納場所として設計されたものらしい。

繰り返して言うが、安価なゲーミングチェアにしては至れり尽くせりなのである。

 

 

次に背もたれと肘置きについて。

背もたれはランバーサポートやら枕やらが仕事していてあまり触れる機会がないので可もなく不可もなくという感じだが、肘置きはリクライニングに連動して稼働するという有難い仕様。

リクライニング角については、写真を参照。


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リクライニング角は欲を言えばもう少し欲しいかなという気がしないでもない。寛ぐのには充分な量なのだが、寝るには少し体勢がしんどかった。

 

また、この椅子はこれまたオットマンという凝った仕様。わりと高額なゲーミングチェアには結構装備されているが、安価な椅子だと無いことも多い。

このように位置を調整して使える。f:id:AyameMeal:20230927153413j:image
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しかしこのオットマンについては、少し微妙に感じた。後述する足置きと組み合わせて使う分には良いのだが、単体で使うと位置が悪いのかふくらはぎが痛かった。

私は前のただのオフィスチェアの時から百均の発泡ブロックを2段重ねにしてその上にクッションを乗っけて足置きにしている。f:id:AyameMeal:20230927153612j:image

これと組み合わせて使うと結構オットマンの有難みを感じた。

 

とは言え値段を考えればオットマンが付いてるだけでも凄いと言えばそうなのである。

オマケみたいな感覚だがよくここまでやったなという感じである。本当に凄い。

 

ここまでざっとレビューしたが、不満が無いわけでもない。

まずはここ。


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レバーが少々操作しづらい位置にある。

画像左手が背もたれ側になるのだが、私が今まで座ってきたオフィスチェアといえばレバーが座面の前の方についてることの方が圧倒的に多かった。なので感覚的に操作しづらい面がある。

 

もうひとつ。


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ここだけ金具が丸見えになってしまっている。

いやまあ値段考えたらむしろ背もたれの固定部が隠れてるだけマシではあるのだが。

他が綺麗に纏まりすぎているのでここだけなんか無骨な感じになってて落ち着かないのだ。コストダウンは致し方ないとは思うけど、ここまで綺麗に作ってるなら妥協せずにもう少し綺麗に作って欲しかった。 椅子と同色塗装するだけでもだいぶマシになると思うが……。

 

あと、肘置き。クッション部分を少し左右に動かすとマジックテープが剥がれるような音がする。耐久性が不安なところ。

 

あと説明書が微妙に不親切。というのも、ランバーサポートだけ何故かどう固定するのか書かれていなかった。取り敢えずゴムベルトとバックルが付いていたので適当に取り付けたのだが、間違えてる気がする……。あと、これも仕方ないのだが日本語をちょくちょく間違えている。後で見返したら商品説明も間違えていた。

間違え方がなんとなくブラックラグーンのシェンホアみたいな感じ。

 

 

 

さて、挙げて落とすみたいなレビューの書き方をしてみたが総評をば。

 

総評:★★★★☆ 星4つ

いやはや、コストを考えれば相当コスパの良い商品だと思う。初めてゲーミングチェア買おうか悩んでる人には是非お勧めしたい。

私はサンプルがナフコにあったのでCorsairのゲーミングチェアにも座ったことがあるのだが、座面に関してはマジで高級品であるCorsairと同じレベルで快適。ランバーサポートも振動機能付いてるし至れり尽くせり感が半端ない。

オットマンも単体では微妙だったものの私のように組み合わせを考えればたったの330円の投資(ダイソー)でとても役立つアイテムになる。

長時間のデスク作業がある人、けどゲームとかは本格的にはやらないし高級なゲーミングチェアは要らない……って人は是非この商品を試してみて欲しい。安価ながら必要な機能が全て備わった、とても良いゲーミングチェアだ。

 

 

 

 

【ストレージBOX】遂に完成・・・!

あやめさんです。

ストレージBOXの前に。

 

ゲーミングチェア・・・

 

 

いやー ものすごく安かったですが、値段の割に快適です。

今度レビュー記事でも書こうかな。

 

さて、前回の記事でUSB3.0 to SATA変換アダプターが届いたら完成と言いましたが、

 

あれは嘘だ。

 

うわぁぁぁああああぁああああ!!!

 

今時こんなコマンド―ネタ通じるやついるのか。

 

 

さてさて、モノは届いたんですが先日の記事書いたあとに、

「うーん、配線綺麗になったけどなんか物足りん・・・」

 

「せや!どうせなら配線をMOD PCっぽくスリーブ化しよう!自作PCしてたときはひよってたけど、車の配線を自由に弄れるようになった今なら出来るはず・・・!」

 

と、よからぬことを考えてしまいまして。

偶然にも翌日は秋葉原に行く予定もあったので、パーツを一式買うことにしました。

 

 

というわけで秋葉原のオリオスペックさんで緑のスリーブ4mm 10Mを購入してきました。

ついでに、ファン回転数コントローラーの電源はPCIeの6ピンコネクタなのですが、HX750iのケーブルは8pinなので6pinコネクタの単体も買いました。

 

そしてこの手の配線にとても大事な工具がこちら

 

 

コネクタのピン抜きです。Amazonで500円前後。お安いです。

 

 

さて、まずはPCIeケーブルのスリーブ化から取り掛かります。

熱中してて写真を撮り忘れましたが完成したのがこちら

ターボライターだとスリーブを溶かしてしまうので、熱圧縮チューブを炙るときひよってかなり遠くから炙ってたら不完全だったらしくて所々スリーブが抜けちゃってます。

まぁ見えないところになるので妥協(おい

 

ヒートガンが欲しいところ。

 

お次はHDD用のコネクタ配線を作ります。

HX750iのSATAの電源コネクタは結構シンプルな作りでして、コネクタ裏のカバーを外すと左右のツメが配線の被覆を剥いた状態で挟んでくれるという代物です。

手持ちの車用配線でも代用できることはリサーチ済なので、HX750iのコネクタを流用して制作することにしました。

 

 

バラすとこんな感じです。 配線は、コネクタの後ろの爪のところにマイナスドライバーやラジオペンチなどで押してやることで爪のなかで被覆が裂けて、通電するという仕組みです。簡単ですね。

 

試作1号です。

熱圧縮チューブをしていないのは、コネクタ間の距離が短いためにターボライターでコネクタを溶かしてしまいそうだったから。

しかしやっぱりみずぼらしいので却下、作り直します。

 

ちなみにコネクタの位置は、こんな感じで実際にあてがいながら油性ペンで配線にマーキングしました。本来なら15mmくらいクリアランスを開けなければいけないそうですが、この配線はアストロプロダクツで買った車用の配線で、芯線が銅線なので硬いんです。なのでクリアランスは開けずに作りました。

 

んで、結局ですが・・・

ヒートガン・・・

 

 

 

やっぱりこういう精密作業にターボライターは不向きです。

Amazonで探してたら結構安かったので買っちゃいました。

温度調節できるうえにノズルアタッチメントがついてるので便利です。

 

というわけでヒートガンを使って作り直したものがこちら

 

無駄な分岐を廃することが出来るのもこういうMOD PCの利点なんでしょうかね。

見た目もすっきりしましたし、いい感じです。

 

 

お次はATX 24pinからジャンパスイッチ配線です。

 

ジャンパスイッチは24pinコネクタに刺すだけで使える便利なやつですが、PSU側の配線があまりにも長すぎるのでこれを短くしてやろうと思います。

 

んで、最初はこんな需要のかけらもなさそうな超ショートケーブルを爆誕させてしまった。

これ、車のなかでやったので長さもろくに図らずやって大失敗。

 

んで、今度は千石通商さんでコネクタとMolex 5556を買ってきたので24pinコネクタ側だけ作り変えてやろうと画策するも・・・

 

下手くそーーーー!!

 

失敗しました。笑

ダブルコードの扱いが慣れていない上、あまりにも短く作ろうとしたせいでこのざま。

 

仕方ないので、PSU側から直接ジャンパスイッチにつないでしまうことにした。

 

んで、スイッチから配線を切り離してスリーブ化しました。

スイッチには配線をはんだ付けしなければいけないのですが、慣れない私は最初はこんなドッ下手糞なはんだ付けをしてしまいます。

 

下手にもほどがありますが後で改善するので許してください。

 

これをツイッ・・・・・もといXにpostしたところ、フォロワーさんに

「配線をはんだ揚げしてから、端子を加熱するとうまくいくよ」

と教えてもらいました。

 

さっそく実践してみます。

 

 

芯線をはんだ揚げしたところです。

 

で、はんだごてをスイッチの端子に当てながら配線をあてがってみると・・・

 

ブレてて見辛いですが、はんだが薄く溶けてるけどしっかり接着してます。

左は熱圧縮チューブ通し忘れです。

 

 

そしてこれを3本結線したあとは、PSU側の余ったほかの配線のピンを抜かなきゃならないんですが・・・

 

さっき紹介したピンだと太すぎるみたいで抜けません。(笑)

 

暫く悩みましたが、オリオスペックさんと同様にMOD PCパーツを扱うcoolinglabさんが、神のようなピン抜き工具を売られておりました。

 

 

左から、ペリフェラル用、ファン用と汎用二本です。

ついでに、3mmのスリーブケーブルも追加でファン配線用に追加注文しました。

 

 

コネクタのピンの左右(画像だと上下ですが)に爪があるので、この爪を押すとピンが抜ける仕組みです。とはいえ、このようにピンの左右に工具が入る隙間はほとんどしかない。

 

そこで、この工具です。先がとても細いので少しこじれば入るのです。

 

ここで私ちょっと苦戦したので、ピンを抜くコツを書いておきます。

 

コネクタは絶対に持つな抜く配線をつまんでピン抜き工具を刺せ。」

 

コネクタを持つと絶対に抜けません。

コネクタの中のピンは少し遊びがあるのですが、この遊びを利用してピンを持ち上げるようにしてからピン抜きを刺すとすんなり抜けます。

PSU側コネクタから不要な配線を全部抜きました。

21pinもあるとさすがに疲れますね・・・

 

あ、言い忘れてましたが、スイッチはんだ付けするならもう裸圧縮端子いらないよねってことで延長配線したところは全部はんだ付けに治しました。

なんでかって言うと裸圧着端子は便利なのですが、如何せん厚みが出るのでスリーブが通しにくくなってしまうためです。

これは繋いだ配線にはんだを盛ったところの画像です。

ほぼ配線の太さと同等の大きさで作れます。

私ははんだ盛るの下手なのでこんなざまですが、上手い人がやると裸圧着端子を使用するよりも遥かに断線の心配がなくなるのもはんだのメリット。

 

当然このあと熱圧縮チューブで絶縁してます。はんだで繋いだ部分はΦ3mmのものを使いました。ちなみに、スリーブの末端処理はΦ4mmのものを使用しています。

 

ファン配線も裸圧着端子部分をはんだに変更した上、スリーブ化しました。

配線をまとめている透明のやつはケーブルコームと言って配線をすっきり見せたい自作erがよく使うやつです。

私はPCIe 6pin、SATA Power、ファン配線に使用してます。

 

 

これも便利ですが、blenderで作れそうなもんですね

3Dプリンタが欲しい。

 

 

そして、最後のピース。

USB3.0 to SATA 変換アダプタが到着。

 

 

思いの外でかい。

 

そしてこれらを組みつけて、いよいよ完成です。

完成図


まぁまぁかっこよくなった(か?)

 

早速動作確認をしてみます。

 

配線は・・・OK!結線ミスありません!

 

HDDは・・・

 

 

HDDは全部読み込みました!!

けど・・・SSDとブルーレイドライブはダメでした。

 

けどSSDとブルーレイドライブに関しては予想してた。容量が少なすぎるからだ。

 

こんなこともあろうかと、こんなものを用意しておいた。

 

始めのころの記事で紹介したやつのUSB3.1版だ。

こいつの存在は知ってはいたのだが1個あたり3000円するのでこれを6個も揃えられなくて買っていなかった。しかし2個ならやむなしだ。

 

しかしハブとの相性が悪いのか動作が安定しないので、こいつらだけはUSBケーブルを外にのばして、必要なときだけ使うようにした。

 

背面だからみずぼらしさはこの際目をつぶる。

 

 

 

というわけで、無事に完成致しましたストレージBOX。

 

結局HDDタワー買うより高くついたような気がしないでもないですが、まぁ自己満の世界なので良しとしましょう。

 

というわけで長くなりましたが今回はここまで。

ありがとうございました~。

 

 

【ストレージBOX】不満点をさらに改良した件

あやめさんです。

 

USB3.0 to SATA 変換アダプターが届くのが遅いので、さらにストレージBOXに改良?を加えて仕上げました。

 

まず以前の形をおさらい。

 

まあまあ綺麗に仕上がってますが、気に食わない点が三つほどありました。

 

それは、

SATA電源ケーブルがダサい(延長ケーブルの配線色・・・)

SATA伝送ケーブルが不揃いなので差し込みがし辛そう

・HDDタワーの送風が間に合わずに熱が篭りそう

 

といったところ。

 

これらを改善したので記しておく。

 

この記事の執筆中に変換アダプターが届く予定だったのだが、来なかった・・・

 

 

まずはSATA電源ケーブルから。

 

ATX電源の配線からそれぞれ1-2タイプの分岐延長ケーブルを使っているのだが、配線の色が赤、黒、黄、黒となっておりスタンダード感あるのが気に食わないし、長さもなんかなぁ・・・という感じ。

 

配線の長さについては、ちょっとしたイレギュラーなやり方で対応します。

私は車弄りも趣味なので、車用の配線加工工具だとかは持っている。

使うのはこの二つ。

 

 

ストレートの配線の被覆を剥く工具。手先が器用な人ならカッターや爪で事足りるのだが、私は不器用すぎるのでこういう工具があると安心する。

 

 

エビの圧着端子をカシメる工具。

電工ペンチでも良いっちゃ良いのだけど抜ける可能性がある。

その点こういうプロ用工具だと抜ける心配がないので良い。

ただこれは締め付けトルクが結構強いので芯線が弱い配線だと中の芯線ごと切ってしまうことがあるので地味に扱いがむずかしいところもある。

 

工具はこの二点とニッパーだけ。

後は裸圧着端子と熱圧縮チューブ(ヒートシュリンク)があればよい。

 

 

 

本来なら被覆を剥いて芯線を直接はんだ付けする方が良いのだが私は絶望的に手先が不器用なので裸圧着端子に頼ることにした。

端子も僅かながら抵抗とかあるんだろうけどまぁ車の配線で問題ないなら大丈夫だと思いたい。

 

作業開始。

まずは熱圧縮チューブを先に通しておく。これ忘れると絶縁がビニテ巻くくらいしか手段なくなるので忘れずに。

 

黒線が2本あって分かりづらいので片方にはマステで印をつけておく。

結線を間違えると火災の元なのでここは気を付けましょう。

 

拡大して見るとヘタクソなのがバレるな・・・

 

 

圧着端子をそれぞれカシメた所。

 

あ、コルゲートチューブとか見えるけど気にしないでください。

これも家に余ってた車用のやつを流用して試しただけなので。

結局使いませんでした。

 

 

熱圧縮チューブを端子に被せてライターで炙るとこうなります。

私はターボライターで炙ってます。ターボライターは火が高温になるのであまり推奨しないやり方ですが、火が真っすぐ飛ぶ上風の影響をそんなに受けないのでこういう狭い場所だとやり易いです。

 

これをHDDラックの5台分やります。

 

ついでに、延長ケーブルは全部1-2 上L向でしたがこれも構成を変えます。↓

 

 

1台目:延長ケーブル1-2 下L向

2台目:                 L          下L向

3台目:延長ケーブル1-2  下L向(※) 

4台目:                  L          フラット

5台目: 延長ケーブル1-2  上L向

        L   余り端子はブルーレイドライブへ

 

こんな感じです。

3台目の注釈ですが、これは延長ケーブルをフラットのものから下L向に交換してます。やり方はさっきのと同じで、ぶった斬った先を↓の商品のSATAコネクタと交換しただけです。

ついでにフラットの1-2分岐延長ケーブルも紹介しておきます。

 

また、5台目の余った分岐コネクタは別途後ろにもっていって、さらに50cm延長するケーブルと繋げてブルーレイドライブまで接続しています。

 

 

各配線長さ調節加工が済んだら、今度は見た目を良くしましょう。

 

用意したのはこちら

 

スリーブです。これを買いましたがちょっと太すぎました。

まぁいいや。

当初はコルゲートチューブでやろうとしてましたが、フレキシブルにし辛いのでやめました。コルゲートチューブ、車で使う分には便利ですが・・・

 

 

あと結束テープです。これ、ビニテと性質が似ていますがベタベタしません柔らかく手で切れます。

車の配線だとコルゲートチューブの終端に巻かれてることが多いですね。

ビニテより柔らかいのでフレキシブルにし易いです。

これはスリーブの終端のボサボサを隠す上に配線がスリーブ内で動いてしまうのを阻止するために用います。

 

それらを用いてこんな感じに仕上げました。

テープ巻くのヘタクソかよ

 

仕上がりはこんな感じ。

スリーブが太すぎるのでちょいと野暮ったいですが色が統一され配線の長さも調節したので見た目がすっきりしました。

 

 

さてお次はSATA伝送ケーブルの長さが不揃いな事。

同じ50cmでケーブルを統一してるとはいえHDD間の距離があるのでばらついてしまう。

 

SATA伝送ケーブルも自作加工出来れば良いのだがこれは専用工具だとかはんだ付けのスキルが必要になってきて面倒大変そうなので力業で解決しようと思います。

ちなみに変換名人というサイトでオーダーできるらしいのだが、小ロット生産だとべらぼうに高くなるのがオーダーメイドの常識。なので今回は見送った。

センチ単位で簡単に発注できるサイトあればいいのにね

 

henj.in

 

というわけでHDDラックのケーブル構成ですが、今までは

1~4台目:下L向

5台目:右L向

を使っていましたが、これを変更します。

 

右Lは以下のリンクからどうぞ

 

あっやべ これSATA2じゃん。 まあ転送速度は重視しないからまあいいか

 

新しい配置は、

1,2台目:下L向

3台目:右L向

4,5台目:上L向き

にしました。

これで中央から延ばせば、多少の誤差を収めるためにSATAケーブルを曲げるのは1本だけで済みます。

 

上L向きはこちらをチョイス

 

 

 

早速組付けた。フラットSATAケーブルは曲げるのが少々しんどい。

そんでもってUSB変換アダプター側はこんな感じ。↓

 

アダプタの手前で曲げてるのでそんなに目立たないはず。

これも伝送ケーブルが自作できればなあ・・・とは思うのですが。

不可能ではないとはいえ敷居が高いので今回はこれで妥協します。

 

 

 

さて最後に後ろのHDDファンの問題。

カラボ背面にホールソーで開けた穴はあるのだが、配線で隠れてしまってる。

これじゃカラボ内の熱をただ吸い取ってるだけで冷却にはならないんじゃねという。

 

というわけで、隙間に6cmファンを仕込んで背面に風を送ってやろうという作戦に出ました。

 

買ってきたのはこれ。2台買いました。

 

紹介はAmazonだけどこれは実店舗で買った。(ビックカメラ池袋西口パソコン館)

 

三洋電機製で静音モデル。音はほとんどしないけど一応これも風力調節基板の余ってるポートに接続した。

 

 

これも配線が長すぎたので先ほどの手順でカットした上、スリーブを巻いておいた。

 

これをホムセンで購入したLアングルで固定してます。

一応指怪我しないようにガードも買ってつけておきました。

 

二個入りってのも丁度良い。

 

 

というわけで諸々の問題も解決できそうなので完成図をば。

完成図

USB3.0 to SATA変換アダプターがあれば本当に完成図になるんですが・・・いつ届くんだ(怒

配線スリーブなどを駆使したので結構マシな見た目になったかなと思います。

ケースファンのせいでちょい違和感ありますが。

後出来ることがあるとしたらSATA伝送ケーブルを自作加工する事くらいでしょうか・・・気が向いたらやってみたいですが。

後、HDDケースはビスで固定しました。

 

というわけでほぼ完成形へと近づいて参りました。

 

あとは本当に変換アダプターが届けば完成です。

動作しなかったら泣くけどな!!

 

 

ではでは~